なぜ肩こりになるんだろう? その対策法は?
あなたはいつから肩こりで悩んでいましたか?
慢性的に肩こりで悩んでいる人は非常に多いです。
でもそういった人も、子供のころは肩こりなんてなかったはずです。
生まれたときから肩こりの人はいません。
ではなぜ人は肩こりになってしまうのでしょうか。
これから数多くの肩こりの人をみてきた私が気付いた共通の特徴をお伝えします。
肩こりに共通する特徴
肩こりで悩んでいる人のほとんどが、
- 肩甲骨が本来の動きをできなくなっている
- 背骨がゆがんだ状態で固まっている
これは学校教育やデスクワークが増えた社会的要因によるものが非常に大きいと思います。
座っている姿勢はどうしても背中が丸くなり(いわゆる猫背)、肩が前へ巻き込むようになっています。
このような姿勢でいることが日常化することで、首肩まわりが「座った姿勢」のままで固まっているのです。
次の写真は極端ですが、立ったときも上半身は座っているときと同じ状態です。
これでは首肩の筋肉に負担がかかるのは仕方ありません。
本来、立ったときは背骨は伸びて、胸は開かなければいけません。
しかし、座っている姿勢で固まってしまうと、綺麗に立つこともできなくなってしまいます。これが肩こりの原因になります。
地球上の動物の中で人間くらいですからね。長時間イスに座ったままでいるのなんて。
でもそうとわかれば対策の立てようがあります。
座っている姿勢は気にしなくていい
長時間座り続けることが肩こりに繋がるのであれば、座る姿勢を気にしたほうがいい。
そう思うのが普通です。
しかし、いわゆる「綺麗な姿勢」は意外と腰に負担がかかるのです。
子供のころから綺麗な姿勢で座ることに慣れているなら問題ありません。
しかしそうではない人が無理して綺麗な姿勢で座り続けると腰が痛くなることが多いです。
また、綺麗な姿勢を意識していても、仕事に集中してくると姿勢への意識は薄れどんどん悪い姿勢になっていきます。
もうこれはしょうがないです。
ですから「肩こり整体 吉祥寺悠心堂」では、座っている悪い姿勢をリセットする方法をお伝えしています。
肩こり対策、いつでもできるセルフケア
座っている悪い姿勢をリセットする
首肩まわりが固まらないようする
そんな自分で出来る肩こり対策をお伝えします。
1.ストレッチ
「座る」という、この姿勢を維持するためにも筋肉は働いています。
ストレッチは、座っている姿勢と逆の動きをします。
そのことで座っているときに働いている筋肉を伸ばすことができます。
1)立って行います
2)後ろで手を組みます
3)組んだ手を上へ上げます ※この動きで胸が開く
4)首を後ろに倒す(上を向く)、そのまま天井(空)に向かって伸びをする ※この動きで猫背になった背骨が伸びる
肩甲骨の動きの悪い人は後ろ手が全然上がりませんがそれでも効果はあります。痛いのを無理して上げると肩を痛めますので、無理はしないでください。
このストレッチは長時間座っていた体をリセットすることができます。
2.軽い運動
運動といってもスポーツなどをする必要はありません。
歩く・ジョギングなどの軽いものです。
だだし、歩く・走るときの姿勢は大事です。
少し胸を開き、顔を上げて走る。
胸を開くのは、意識として1㎝くらい
開きすぎると背骨が逆に前へ反り返ってしまいます。
顔を上げるのは、ストレッチの時のように上を向くわけではく、真っ直ぐ前を見る程度でいいです。
立っている(背骨が伸びている)状態で運動をすることで、動きが悪くなっている背骨に適度の衝撃が加わり、自ら整体するような効果が得られます。